2014年5月23日金曜日

5/22 数学Ⅱ ~整数問題の基本~

今回は場合の数(数えあげの基本)”の残り組合せの利用」を数題扱った後、“整数問題の基本”について「整数の除法における「商」と「余り」の定義」「倍数・約数の定義」「倍数の個数」「倍数であることの証明」「倍数の判定法」を講義した。

小学校以来、整数の割り算の計算は何度もやったことがあるのに、商と余りの定義は知らない人の方が多い。これには定義を書かない教科書や参考書にも大きな責任があるが、「商と余りの定義も知らないのに商と余りを求められても意味がない」ということを指導できない指導者にも責任があるし、そんな指導者に子供をあずけている保護者にも責任がある。「そんなの知らなくてもできるんだからいいじゃん」という声が聞こえてきそうだが、そういう人は
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の商と余りを正確に理由も付けて答えられるだろうか?
数学では「定義(概念)」と「計算(表現)」は表裏一体のものであり、どちらがかけても理論が先に進まないということを忘れてはならない。

宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。
言うまでもないことだが、常に以前の学習内容の復習を怠らないようにすること。