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2015年4月8日水曜日

4/7 数学Ⅲ ~「同値変形」の重要性について~

今回は、前回学習した「同値変形」の重要性について再確認し、まずは連立1次方程式という“簡単な問題”を用いて同値変形の練習を行った。次に“1次不等式の解法”について「不等式の基本性質」「不等式の性質」「1次不等式の計算」「連立1次不等式の計算」「絶対値のはずし方」を講義した。特に、計算では同値変形が使えるものについては積極的に使っていくことを推奨した。

参考書や問題集や塾・予備校テキストを調べて気付かされることは、同値変形の重要性や基本練習についてはほとんど書かれていないのに、問題が難しくなると急に使われる傾向にあるということである。同値変形は今後の数学のすべての分野での基礎であるだけでなく、同値変形ができなければかなり難しいにもかかわらず、同値変形ができればただの式変形にすぎないという問題まで存在するほどの強力な武器になるので、しっかりと理解して使いこなせるようにしなければならない。当室の掲げる学習方法として、「難しい問題を攻略するための有力な手法をマスターするためには、その手法を簡単な問題から使い続けなければならない」ということがある。多くの人は難しい問題を攻略する有力な手法を問題が難しくなってから使おうとするが、そんなことができるはずはない。その手法を使わなくてもできる程度の簡単な問題に何度も何度も使い続けて慣れ親しんで初めて、難しい問題にも使えるようになるということを肝に銘じてもらいたい。

宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。言うまでもないことだが、常に以前の学習内容の復習を怠らないようにすること。

2015年3月2日月曜日

2/28 数学Ⅳ ~受験数学攻略の一番の近道とその理由~

今回は、前回“微分法の応用”の続き「パラメーターの入った最大・最小問題」「微分法の方程式への応用」「パラメーター分離」「微分法の不等式への応用」を講義した。


今回で数学Ⅳの講義(高校数学Ⅱ・Bにほぼ対応)は終了。大学受験予定の高1生・高2生は一日も早く、数学Ⅳで学んだ例題を見た瞬間に即答できるようになってもらいたい。そうなることが大学受験数学攻略の一番の近道である。その理由は“2/2「祝・数学全国模試1位  そしてその極意は」”でも記載した。今一度肝に銘じてもらいたい。

 宿題は数学Ⅲ・Ⅳの総復習をしっかりとして、抜き打ちで数学Ⅲ・Ⅳの総復習テストをされても、最低でも8割をとれるようにすること。

2015年3月1日日曜日

2/28 数学Ⅲ ~大学受験数学攻略の一番の近道~

今回は、前回“三角関数の加法定理とその応用”の続き「三角関数の2倍角の公式」「三角関数の加法定理・2倍角の公式の利用」「三角関数の3倍角の公式」「三角関数の合成」「三角関数の合成の利用 ~三角関数の方程式・不等式~」「三角関数の合成の利用 ~三角関数の最大・最小 ~」「三角関数の積和公式・和積公式」を講義した。


今回で数学Ⅲの講義(難関高校入試でよく出題される高校数学の内容+高校数学Ⅰ・Aにほぼ対応)は終了。大学受験予定の中3生・高1生は一日も早く、数学Ⅲで学んだ例題を見た瞬間に即答できるようになってもらいたい。そうなることが大学受験数学攻略の一番の近道である。

 宿題は数学Ⅲの総復習をしっかりとして、抜き打ちで数学Ⅲの復習テストをされても、最低でも8割をとれるようにすること。

2015年2月20日金曜日

2/19 数学Ⅱ ~最も効果的な学習とは?~

今回は前回行った平成14年都立日比谷高校の過去問を解説した。前回の早大本庄高校同様、全体の8割以上が授業で扱ったことのある問題だが、驚くほど平均点は悪く、最高点も低かった。
自分のような者からすれば、これまで演習した過去問の学校と同レベルに見えても、生徒にはそう感じられないというのが、難関校と言われる所以なのかもしれない。

前回の早大本庄の解説では、テストのどの問題がテキストのどの例題と同じなのかを言ってみせたが、それを自分で考えられるようにならなければできるようにならないということを自覚してもらうため、敢えて言わないようにした。それを考えることが最も効果的な学習である。


宿題は今日の問題がテキストのどの例題と同じなのかを考えること各自のペースでこれまでの総復習を進めていくこと。

2015年2月5日木曜日

2/5 数学Ⅱ ~なぜ?同じ問題だと気付けないのか??~

今回は前回行った平成18年早大本庄高校の過去問を解説した。全体の8割以上が授業で扱ったことのある問題だが、驚くほど平均点は悪く、最高点も低かった。
自分のような者からすれば、これまで演習した過去問の学校と同レベルに見えても、生徒にはそう感じられないというのが、難関校たる所以なのかもしれない。

そこで、解説では今回のテストのどの問題がテキストのどの例題と同じなのかを言ってみせた。そこまで言われると生徒の方も納得せざるを得ない。本来できてしかるべきであるということを!
では、なぜ同じ問題だということに気付けないのか? 
それは、その問題が自分で分かっていると思っているほど分かっていないからである。
同じ問題であるということに気付けるようになるにはどうすればよいのか?
これに魔法の方法はない。とにかく同じ問題を繰り返し復習することしかない。そしてただ問題を解くだけでなく、その問題の論点をしっかりと認識することである。それを嫌がって新しい問題ばかり解いても本当の力はつかないのだ。
2/2「祝・数学全国模試1位  そしてその極意は」も参照していただきたい。


宿題は今日の復習と各自のペースでこれまでの総復習を進めていくこと。

2015年2月2日月曜日

数学Ⅵ ~祝・数学全国模試1位  そしてその極意は~

月曜日に行っている数学Ⅵはシークレット授業?ということで、授業内容については当ブログでも触れていないが、昨年は中央大学法学部の数学入試問題で的中があったことのみお伝えした(http://eisuken2012.blogspot.jp/2014/02/210.html)。

その時にも触れたことだが、当室で行っている授業内容を完璧に復習しておいてくれればそれだけで、ほぼどこの大学でも合格点を取れるということは間違いない。今年度の数学Ⅵ受講生にもこのことはずっと言い続けてきたが、数学Ⅲ、Ⅳの総復習テスト(テキストと全く同じ問題)ですら安定して8割を取れる生徒は秋まで一人もいなかった。しかし、秋以降一人だけ総復習テストで安定して8~9割を取れるようになってきた生徒(S君)が出てきたので、これは中々見どころが出てきたなと思っていた。数学Ⅲ、Ⅳのテキストの問題はすべて標準問題だし、授業で解説もしているのだから、それと全く同じ問題での総復習テストなんて満点続出でも不思議ではないはずなのだが、現実にそんな生徒はほとんどいないからだ。
実際、S君は11月の一橋オープン模試(河合塾)で数学全国1位(総合全国2位)になった。もちろん、それまで(総復習テストで安定して8~9割を取れるようになるまで)S君はもっとレベルの低い模試ですら成績優秀者に載ったこともなかった。

先日、某大手予備校有名数学講師の「数学は未知の問題演習をしないといけない」といった内容の記述を見かけたが、目の前にいる生徒の現実の姿(学力)を見ていない上に、できるようになっていない生徒をできるようにしたことのない者の見解だと強く思った。
既知の問題すらできるようになっていない生徒が、未知の問題演習をする意味などあるはずがないではないか!!
数学全国模試でトップになる極意は「第一に、習った標準問題を完璧に習得すること」という当たり前のことなのだ。この当たり前のことをほとんどの受験生はできないし、大手予備校の有名講師ですら間違ったことを指導してくれるものだから、当たり前のことができるだけで全国トップクラスに躍り出ることができるのである。
この有名講師に大手予備校で習ってきた生徒達(したがって過年度生も多いにもかかわらず)のほとんどが、秋以降こんな小さな個人塾で習ってきたS君(現役)に全く歯が立たなくなっているのだから、どちらの指導の姿勢が正しいかは火を見るよりも明らかだと思うのだが・・・

それでもやっぱり、保護者も生徒も大手予備校・塾が大好きだ。ブランドばかり見て本当の姿を見ないのは日本人の大きな特徴だなと強く感じる。

2015年1月23日金曜日

1/22 数学Ⅱ ~計算間違いを防ぐ最も効果的な方法は?~

今回は計算練習を中心に授業を行った。計算練習といっても、数学Ⅱでこの時期に扱う計算練習では単純に計算するのではなく、工夫や計算回避といったことも行う。
「計算間違いを防ぐ最も効果的な方法は計算をしないことである!」から、工夫をして計算量を減らしたり、計算自体を回避したりすることを学んでもらう。

宿題は今日の復習と各自のペースでこれまでの総復習を進めていくこと。

2014年12月6日土曜日

12/5 数学Ⅰ ~計算間違いをなくすためには~

しばらく図形の学習が続いているので、今回は計算練習をいくつかの注意をしながら行った。
「なぜ計算間違いをするのか?」
「計算間違いをなくすためにはどうすればよいのか?」
計算間違いを“ミス”という言葉で済ましている間は決して計算間違いはなくならない。高校入試の場合、ほとんどの学校が合格ラインを6割程度になるように問題を作成している一方で、計算問題を4割程度出題しているという事実を考えれば、どれだけ計算問題を完全に解くことが合否を左右しているかが分るだろう。

 宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。言うまでもないことだが、常に以前の学習内容の復習を怠らないようにすること。

2014年8月31日日曜日

8/30 数学Ⅳ ~指数関数・対数関数の勉強のコツ~

今回は“指数と指数関数”について、「指数法則 ~指数が自然数・整数の場合~」「累乗根の定義」「負の数の n 乗根」「正の数の正の n 乗根とその大小」「指数法則~指数が有理数・実数の場合~」「高校数学における指数関数のいい加減さ」「指数関数の定義とグラフの性質」「指数関数のグラフの移動・変形」「指数関数の合成関数のグラフ」を講義した。


高校数学においては、指数関数の定義はないと言ってよいくらいにいい加減である。そんなことはないと思う人は 2^π(2のπ乗)の定義を即答できるか?そしてその存在を高校範囲で証明できるかを考えてみてもらいたい。実数の定義すらない高校範囲の数学ではこれは不可能である。有理数よりもはるかに多い無理数に対して、その存在が分からない指数関数のグラフはイメージ的には穴だらけ(実際は何も描くことができない)のだ。
ということで、高校数学における指数関数・対数関数というのは定義もないものを扱うのであるから、細かいことを悩んでも仕方のない分野であると割り切って勉強するのが勉強のコツである。
つまり、導かれた(ことになっている)公式(計算規則)を丸暗記し、描けた(ことになっている)グラフの形を憶えて問題を解けばよい。とにかく細かいことは気にせず計算問題だと割り切ることである。

宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。言うまでもないことだが、常に以前の学習内容の復習を怠らないようにすること。

2014年8月13日水曜日

8/13 生徒がやるべきこと(保護者が生徒にさせるべきこと)     再確認

世の中は勘違いしている保護者・生徒だらけなので、何度でも言わせていただく。

数多くの授業や長時間の授業を受けることが成績向上にそのまま繋がるのではない。
授業を受けた後に復習をして自分のものにしなければ、受けた授業はほとんどすべて無駄になってしまうからである。多くの塾が夏期講習と称して、多くの授業&長時間の授業を受けるように斡旋するが、その理由は塾側の営利が目的であるということを見逃してはならない。中学・高校受験の場合、特訓合宿なんてものを実施する大手塾も多いが、そんなものは全く必要ない。その証拠に大学受験でそんなことをする塾・予備校はほとんどない。要するに子離れできない保護者の不安をかき立てる手法に過ぎないのだ。
合宿などという無意味な上にとんでもない費用のかかるものに参加するくらいなら、例えば高校受験の数学の場合、自宅で中学1・2年の授業で扱かった問題の全てをくまなく復習して、できない問題がないように、さらにはできる問題でも問題を読んだ瞬間にその解法が頭に浮かぶようになるまで繰り返し復習することの方がはるかに効果があがる。逆に言うと、それができるようにならなければ、いつまでたっても数学はできるようにはならない。

「新しく習ったことの復習を日々繰り返して、長期休暇にはそれまでの学習内容の総復習をして完璧にする」
これが受験勉強の王道であり、最も楽に成功する当たり前の方法である。
結局、当たり前の正しい方法を実践できる者が成功し、それをできない者たち(できるように育てられなかった保護者)が、あるはずのない魔法の方法があるという囁きに耳を傾けて失敗するという、幼児に読ませる昔話のようなストーリーなのである。

2014年5月23日金曜日

5/22 数学Ⅱ ~整数問題の基本~

今回は“場合の数(数えあげの基本)”の残り「組合せの利用」を数題扱った後、“整数問題の基本”について「整数の除法における「商」と「余り」の定義」「倍数・約数の定義」「倍数の個数」「倍数であることの証明」「倍数の判定法」を講義した。

小学校以来、整数の割り算の計算は何度もやったことがあるのに、商と余りの定義は知らない人の方が多い。これには定義を書かない教科書や参考書にも大きな責任があるが、「商と余りの定義も知らないのに商と余りを求められても意味がない」ということを指導できない指導者にも責任があるし、そんな指導者に子供をあずけている保護者にも責任がある。「そんなの知らなくてもできるんだからいいじゃん」という声が聞こえてきそうだが、そういう人は
-20÷3
の商と余りを正確に理由も付けて答えられるだろうか?
数学では「定義(概念)」と「計算(表現)」は表裏一体のものであり、どちらがかけても理論が先に進まないということを忘れてはならない。

宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。
言うまでもないことだが、常に以前の学習内容の復習を怠らないようにすること。

2014年4月3日木曜日

4/2 数学Ⅲ~問題攻略の有力手法をマスターするために~

今回は、前回学習した「同値変形」の重要性について再確認し、まずは連立1次方程式という“簡単な問題”を用いて同値変形の練習を行った。次に“1次不等式の解法”について「不等式の基本性質」「不等式の性質」「1次不等式の計算」「連立1次不等式の計算」「絶対値のはずし方」「絶対値の入った方程式・不等式の解法」を講義した。特に、計算練習では同値変形が使えるものについては積極的に使っていくことを推奨した。


参考書や問題集や塾・予備校テキストを調べて気付かされることは、同値変形の重要性や基本練習についてはほとんど書かれていないのに、問題が難しくなると急に使われる傾向にあるということである。同値変形は今後の数学のすべての分野での基礎であるだけでなく、同値変形ができなければかなり難しいにもかかわらず、同値変形ができればただの式変形にすぎないという問題まで存在するほど、強力な武器であるので、しっかりと理解して使いこなせるようにしなければならない。当室の掲げる学習方法として、「難しい問題を攻略するための有力な手法をマスターするためには、その手法を簡単な問題から使い続けなければならない」ということがある。多くの人は難しい問題を攻略する有力な手法を問題が難しくなってから使おうとするが、そんなことができるはずはないのだ。その手法を使わなくてもできる程度の簡単な問題に何度も何度も使い続けて慣れ親しんで初めて、難しい問題にも使えるようになるのだいうことを肝に銘じてもらいたい。

 宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。言うまでもないことだが、常に以前の学習内容の復習を怠らないようにすること。

2014年3月10日月曜日

3/8 数学Ⅲ ~入試数学攻略法~

今回は本年度数学Ⅲの第1回目であるので、まず「入試数学攻略法」についてかなりの時間を割いて説明した。「入試数学攻略法」といっても特別な方法ではなく、いつも授業で言い続けている方法なのだが、普段は時間の関係上、断片的に話さざるを得ないところを、時間を取ってひとまとめにして説明した。

授業は、“多項式に関する基本事項”について「多項式に関する基本的な用語の定義」「単項式の次数・係数」「多項式の次数・係数」「整式の整理」「整式の加法・減法」「指数法則」「単項式の乗法」「多項式の乗法」「乗法公式の復習」「乗法公式の利用の工夫」を講義した。


 宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。

2014年2月16日日曜日

2/14 数学Ⅰ 学問に王道なし but 受験勉強に王道あり

今日は“三平方の定理”について「三平方の定理(ピタゴラスの定理)」「三平方の定理の逆(ピタゴラスの定理の逆)」「直角三角形の辺の長さ」「三角形の3辺から高さと面積を求める方法」「特別な直角三角形の3辺の比」「特別な直角三角形の利用」を講義した。

紀元前に発見された数学史上最も有名な定理の一つである「ピタゴラスの定理」を学習したが、同じくギリシャ時代の数学者として有名なユークリッドにちなんだ言葉として「学問に王道なし」という言葉がある。プトレマイオス王に「幾何学を学ぶのに簡単な方法はないのか?」と尋ねられたユークリッドが「幾何学に王道なし」と答えたことに由来すると言われている。
「王道」とは王様が使う専用の近道のことであり、「学問には簡単に習得できる近道というものはない」という意味である。

しかし、受験数学には「王道(近道)」がある。それは信頼のできる指導者(coach)について、coachが選別してくれた「必要最小限の基本事項と必須重要問題」を理解し、瞬時にできるようになるまで繰り返し練習することである。その指導者が信頼できるかどうかを判断するために、その指導者に習った生徒の合格実績が公開されるべきであって、大きな塾全体の合格者の合算などには何の意味もない。どの教室のどの指導者に習った生徒の結果なのかもわからない合格実績など眺めても何の判断材料にもならない。

  宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。
 言うまでもないことだが、常に以前の学習内容の復習を怠らないようにすること。



2014年2月15日土曜日

2/13 塾講師の役目、生徒の役目、そして保護者は・・・


今回の数学Ⅱではまず、総復習小テスト(全て過去に数学Ⅱの授業で扱った問題から出題)を行ってから、前回行った総復習小テスト(全て過去に数学Ⅱの授業で扱った問題から出題)の返却、直し、解説を行い、休憩をはさんで今日のテストを返却、直し、解説を行った。
総復習小テストは30~40分で行ったが、本当は10~15分で完答できるようにならなければならない。それには、 毎回授業でもこのブログでも指示しているように、「常に以前の学習の復習を怠らずに、完璧になっていない問題は忘れた頃に何度でもやり直す」ことである。しかしそれは自宅学習でしかできないことであり、生徒個人の責任のもとにやってもらう以外に方法はない。それができるかどうかが受験数学ができるようになるかどうかのほとんど全てと言っても過言ではない。

ほとんどの進学塾では大量の宿題が課され、さらには志望校対策授業や正月特訓など半強制的に参加させられるが、そんな必要は全くないどころか金と時間の無駄である。そういう塾の講師に「塾講師の役目とは何ですか?」と問うてみたい。
大量の課題をやらせることによってしか生徒の学力を上げる手法を持っていないのなら、ジュンク堂や三省堂にでも行って 適切な問題集を買い集めて生徒に与えて、生徒がそれらをやるのをそばで見張っていればいいではないか?! そんなことならアルバイトの学生で十分だ。
我々塾講師(coach)の仕事は課題を大量に与えるのとは真逆でなければならないはずだ。まずは、 考えうる限り効率的に学習できる「必要最小限の基本事項と必須重要問題」を選別し、生徒に与えて指導すること(Teaching)。次に、生徒が復習を行っているかどうかをいくつかの手法でチェックして復習を完璧に行うよう常に生徒に注意すること(coaching)。この2つが重要なのであって、大量の課題を与えるのはこれができないことの裏返しでしかない。

では、生徒の役目は何か?
それは自分のcoachが選別してくれた「必要最小限の基本事項と必須重要問題」を理解し、瞬時にできるようになるまで繰り返し練習することである。オリンピック開催中でもあるので理解していただけやすいと思うが、そこまでハイレベルな話でなくても、スポーツでcoachが提案したメニューを選手がこなすのは当たり前であるのと同様なのだ。どこの世界にcoachのメニューをこなさずに「勝ちたい、勝ちたい」という選手や「勝たせてあげたい」という保護者がいるだろうか? 
 しかし、これが受験になるとcoachが提案したメニューをできるようになる努力もせずに「〇〇高校に行きたい」「〇〇大学は嫌だ」と言う生徒や「〇〇高校ではちょっと・・・」「最低でも〇〇大学には」などと言う保護者が多すぎる。根本から間違っているのだ。そういう間違った考えにつけ込まれて、大量の課題・特訓授業・志望校対策授業などという本来必要のないものに費用をつぎ込まされるのである。そして、大量の課題をやらされたところで完璧になっていないものなど本番では通用しないから、受験結果が「受かるも八卦落ちるも八卦」となってしまうのである。

結局、「当たり前のことを当たり前のようにやる」という当たり前の考え方を生徒も保護者もできるようにならなければならないという、当たり前の話なのである。

2014年2月7日金曜日

2/6 数学Ⅱ “合理的な結果”を望まない生徒達


今回は前回行った数学Ⅰの総復習テスト(全て過去に授業で扱った問題から出題)の返却、直し、解説を行った後、数学Ⅱの総復習小テストを行った。
毎回授業でも、ここでも指示しているように、「常に以前の学習の復習を怠らない」のは生徒個人の責任のもとにやってもらう以外に方法はないのだが、何度言ってもそれができる生徒は年に1人いるかいないかという感じである。
授業で扱う問題を「いつ何時(なんどき)誰に訊ねられても即答できる」ようにしていくだけで、どんな難関校にも合格できることは当室卒業生の進学実績が示している。他塾のように訳も分からず大量の宿題や演習をさせられるようなこともなく、“合理的な結果”を出すことができるというのに、生徒たちはそのような“合理的な結果”は望んでいないとしか言いようがない。私には理解不能である。


生徒一人一人が自分のための学習であることを自覚しなければ、我々が何を言っても根本的には何も変わらないだろう。

2014年1月31日金曜日

1/30 数学Ⅱ

前回で、数学Ⅰ38講+数学Ⅱ12講あわせて50講の数学基礎講義(中学数学+α )が終了した。
今回からはこれらの総復習である。
毎回授業でも、ここでも指示しているように、「常に以前の学習の復習を怠らない」のは生徒個人の責任のもとにやってもらう以外に方法はないのだが、何度言ってもそれができる生徒は年に1人いるかいないかという感じである。残念ながら今年の数学Ⅱでは1人もいなかった。


これまでどこに出しても恥ずかしくない実績を出してきたと自負しているが、我々は神様ではない。正しいカリキュラム・指導(ティーチング&コーチング)と勉強法は提示できるが、生徒(保護者)がそれに耳を傾け実践しないのでは我々にはどうすることもできない。

2013年9月14日土曜日

9/13 数学Ⅰ ~復習テストと総復習について~

今日は“関数”について「関数(function) の定義」「定義域・値域」「座標平面・座標軸・点の座標」「中点の座標」「対称な点の座標」「象限」「関数のグラフ」「比例・反比例」を講義した。

前回行った第1~14講の総復習テストを返却した。
普段の復習をきっちりしないくせに、テストの点数だけは気にして落ち込む生徒が多いが、復習テストの意味をはき違えないでもらいたい。復習テストは「きちんと復習できていることの確認」の客観的な判断をするものであって、「きちんと復習していることが前提」である。きちんと復習していないのに復習テストを受けてもほとんど意味がないし、ましてやその結果で落ち込むのも全く意味がない。落ち込む暇があるならできなかった問題を一からやり直してもらいたい。

この総復習テストで、普段の復習テストで常に満点近くとれている人でも総復習テストになると、8割を切ってしまうこともあるということが分かったと思う。もちろん、普段の復習テストで8割をとれていない人が、総復習テストで8割をとれることはありえないことである。総復習テストといっても、すべて授業で行った問題と同じもので行っているわけで、実際の入試では見たことのない問題でしかも全範囲でテストされるのだから、やったことのある問題で8割をとれない人は入試では6割もとれないことになると考えるのが正しい判断である。多くの高校が6割近辺に合格ボーダーラインを設定していることを考えれば、それでは不合格になってしまう。そのことをよく頭に入れて、普段から積極的に自ら総復習を行ってもらいたい。

 宿題は今日の復習と総復習テストで出来なかった問題ををしっかりと復習すること。
今後は毎回の復習テストの勉強以外に過去の復習を自ら行っていくこと。

2013年8月11日日曜日

長期休暇の過ごし方 ~受験勉強の王道~

大泉英数研究室は今日から約1週間の盆休み。

世の中には勘違いしている保護者・生徒が多いが、数多くの授業や長時間の授業を受けることが成績向上にそのまま繋がるのではない。
授業を受けた後に復習をして自分のものにしなければ、受けた授業はほとんどすべて無駄になってしまうからである。多くの塾が夏期講習と称して、多くの授業&長時間の授業を受けるように斡旋するが、その大部分の理由は塾側の営利が目的であるということを見逃してはならない。中学・高校受験の場合、特訓合宿なんてものを実施する大手塾も多いが、そんなものは全く必要ない。そんなことをするくらいなら、例えば高校受験の数学の場合、自宅で中学1・2年の授業で扱かった問題の全てをくまなく復習して、できない問題がないように、さらにはできる問題でも問題を読んだ瞬間にその解法が頭に浮かぶようになるまで繰り返し復習することの方がはるかに重要である。逆に言うと、それができるようにならなければ、いつまでたっても数学ができるようにはならない。

「新しく習ったことの復習を日々繰り返して、長期休暇にはそれまでの学習内容の総復習をして完璧にする」
これが受験勉強の王道であることを忘れてはならない。

2013年8月4日日曜日

8/3 数学Ⅲ ~数学学習法~                   「その問題が何を理解するために作られている問題なのか」を意識せよ

今日は、“場合の数(数えあげの基本の利用)”について「組分け・分配」の代表的な3パターンと「平面の塗り分け」「立体図形の塗り分け」を講義した。

「組分け・分配」の際に、コンビネーション nCr を使うときの注意点は何ですか?
と聞かれたら即答できるだろうか?
このようなことが即答できて初めて、この問題を学習できたといえる。そうでないと、単に今やっている問題が解けるようになっただけで、よく似た違う問題だと出来ないということが起こってしまう。それどころか、数週間も経てば今できるようになった問題さえもまたできなくなってしまう。大切なのは、「その問題が何を理解するために作られている問題なのか」ということを意識して学習するということである。もちろん、入試問題にはいわゆる“落とすため”に作られた問題(数学の基礎学力を養うための問題ではないもの)もあるが、数学ⅢやⅣで学習する内容はそのようなものではなく、全ての問題に学習する意味があるので、それが何なのかを意識して学習してもらいたい。そのような学習をしていれば、どこかの塾のように大量の問題練習・大量の勉強時間を課せられなくても、難関大学に合格するのに十分な学力を身に付けられるのだから。

 宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。
復習テストには前回以前の問題も数題入れるので、常に以前の復習を怠らないようにすること。