2015年8月23日日曜日

8/22 数学Ⅳ~指数関数・対数関数の勉強のコツ~

今回は指数と指数関数”について、「指数法則 ~指数が自然数・整数の場合」「累乗根の定義」「負の数の n 乗根」「正の数の正の n 乗根とその大小」「指数法則~指数が有理数・実数の場合~」「高校数学における指数関数のいい加減さ」「指数関数の定義とグラフの性質」「指数関数のグラフの移動・変形」「指数関数の合成関数のグラフ」を講義した

高校数学においては、指数関数の定義はないと言ってよいくらいにいい加減である。そんなことはないと思う人は 2^π(2のπ乗)の定義を即答できるか?そしてその存在を高校範囲で証明できるかを考えてみてもらいたい。実数の定義すらない高校範囲の数学ではこれは不可能である。有理数よりもはるかに多い無理数に対して、その存在が分からない指数関数のグラフはイメージ的には穴だらけ(実際は何も描くことができない)のだ。
ということで、高校数学における指数関数・対数関数というのは定義もないものを扱うのであるから、細かいことを悩んでも仕方のない分野であると割り切って勉強するのが勉強のコツである。
つまり、導かれた(ことになっている)公式(計算規則)を丸暗記し、描けた(ことになっている)グラフの形を憶えて問題を解けばよい。とにかく細かいことは気にせず計算問題だと割り切ることである。


宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。言うまでもないことだが、常に以前の学習内容の復習を怠らないようにすること。