2014年4月12日土曜日

4/11 数学Ⅰ ~平行線と角~「証明」の指導について

今回は“平行線と角”について「対頂角」「同位角・錯角・同側内角」「平行線の公理」「平行線の公理の言いかえ」「証明法」「〈定理〉対頂角は等しい. の証明」「〈定理〉平行な2直線に第3の直線が交わるとき同側内角の和は180˚である. の証明」「平行線の性質」「折り返した図形の角の大きさ」「平行であることの証明」を講義した。


文科省の定める指導要領では「証明」の指導は中学2年とされている。しかし、数学で何かを正しく説明しようとしたら証明なしで説明することはできない。だから当室では数学Ⅰの早い段階(もちろん生徒の大半は中1生)で証明法を指導する。このように当室の指導方針を説明すると、「できるお子さんはそれでもいいでしょうけど・・・」や「うちの子には無理ではないでしょうか?」といった意見をいただくこともある。しかし、考えてみていただきたい。文科省の定める指導要領すなわち教科書に記載されている内容というのは、その学年で身に付けるべき学習の最低ラインを規定したものなのである。つまり、「文科省の指導要領と同じスピードで習わなければ不安だ」ということはすなわち、「最低ラインの公立高校の入学試験の準備をする」と言っているのとほぼ同義なのである。受験結果でそれ以上のことを期待しているなら、文科省の指導要領や教科書の進度などを気にしても仕方がない。
“やるべきことをやらなければいけない”
ということである。

 宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。
言うまでもないことだが、常に以前の学習内容の復習を怠らないようにすること。