2013年4月4日木曜日

4/3 数学Ⅲ

まず、土曜日の授業“論理・必要条件と十分条件・同値変形”の続きとして、「背理法を用いた証明」「記号∀と∃の使い方」「∀と∃の入った命題」を講義した。前回は、証明したい命題の対偶を証明することで命題を証明したことになる理由を証明したが、今回も一般によく知られた証明方法である背理法について、この証明方法が認められる理由について説明した。対偶や背理法はどの教科書にも参考書にも載っているが、これらの証明方法の正当性(20世紀初頭には背理法での証明を認めないという考え方ー直観主義ーも存在した)については何も書いていないに等しい。もちろん、その正当性について入試で扱われるわけでもない。しかし、これらの証明方法を使いながら、その根拠については何も理解していないというのでは、証明ができても意味がないと私は考えているので、自分の生徒には説明することにしている。

 宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。