2013年6月7日金曜日

6/6 数学Ⅱ 「間違い直し」とは

前回の“1次不等式の基本”の復習テストのできがあまりにひどく、合格者は1人もいなかった。
このまま先に進むわけにはいかないので、全員に間違い直しを課した。

間違い直しをさせると、ただノートを丸写しして持ってくる生徒が必ずいる(というよりそういう生徒の方が多い)ので、あらかじめ「ノートを写しただけかどうかの確認に、直した問題について口頭試問する」と言っておいた。そうすると、普段間違い直しをさせるとすぐに終わらしてしまうような(実はノートを写しただけの)生徒が、時間をかけて間違い直しに取り組んでいた。

提出してきた生徒に、そのように考える根拠なども尋ねてみたが、おおむね的確な返事が返ってきた。
全員の間違い直しをチェックしたので、授業終了が遅くなってしまったが、真剣に間違い直しをするとそれくらいの時間はかかるものだ。自宅でもこのような間違い直しをすることが学力向上の決め手である。

間違い直しとは“問題そのものの答えを直すことではなく、解答できる根拠について答えられるようにすること”であることを覚えておいてもらいたい。

次回までにもう一度きっちり復習し直して、再テストに臨んでもらいたい。