今回は前回“不定方程式の解法”の続き「大きさの評価」「「~と仮定しても 一般性を失わない」という表現」」「不定方程式の解法(大きさの評価の利用)」「不定方程式の解法の総合演習」を講義した後、“確率の基礎概念”について「確率の基本用語(試行・標本空間・事象・根元事象など)の定義」「確率の定義・確率空間の設定」「確率計算の意味と流れ」について講義し、簡単な確率の問題(中学レベル)を使って、確率空間の設定について厳密な議論を行った。今後、確率の問題を解く際に、ここまで厳密に確率空間の設定を明示することは(解答作成の時間的制約から)しなくなるが、必ず、何を全ての場合として数えているのか(一々意識しなくても、これが標本空間とその要素の個数に当たる)を明確にしてから考えることが重要である。
宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。
復習テストには前回以前の問題も数題入れるので、常に以前の復習を怠らないようにすること。