今回は前回の続きとして“数え上げの基本”から、「組合せの総数 C の注意点」「組合せの総数 C の等式の証明」「組合せの総数 C の利用」「重複組合せ」を講義した。また、次の項目“数え上げの基本の利用”から、「辞書式配列と順列」を講義した。
これまでやってきた“数え上げの基本”は、これらを知らなければ、数え上げに関する問題ができないと言ってもよいほどの最重要事項であるから、完璧にマスターしてもらいたい。特にこれまでの復習テストで合格点をとれていない人は、この先の問題はほとんど何も正確に数え上げできないと思っておいた方がよい。たまたまできることがあったとしても、そのたまたまが試験場で訪れることはない。
これらの基本を用いて、これから数え上げの練習をしていくのだということを肝に銘じて復習しておいて欲しい。
また、この“数え上げの基本”は中学の時に習っておくべきものについては復習程度にとどめている。だから、これができないということは中学範囲が分かっていないことに原因があるはずなので、あまりにひどい場合には強制的に中学部の「場合の数・確率」の授業に参加してもらうことになる。そのようなことで、無駄な出費をしなくて済むように完璧に復習してもらいたい。
宿題は、今日の授業の復習と次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。