2012年12月24日月曜日

12/22 大学受験数学Ⅱ

これからしばらくの間、土曜のこのクラスでは、以前学習した内容の中で難関大学を受験するには足りていない項目について講義していくことにする。
今回は“ベクトルの外積”について講義した。
もちろん、ベクトルの外積は文科省の高校数学課程には入っていないし、通常のレベルの参考書や問題集では扱われないが、難関大学を受験する生徒にとっては必須事項と言える。
ただ、外積を知っている多くの生徒は、外積の成分表示というか成分計算の方法を知っているだけで、外積の定義を憶えていないことが多い。それでは外積の利用範囲は「2つのベクトルに垂直なベクトルを求める」こと位に限られてしまうだろう(し、そもそも、定義も知らない概念を少しばかり使えたところで、そんなことに何の意味もないということに気づかないといけない)。
そこで、「外積の定義」から始め、「外積の計算規則の証明」「外積の成分表示の証明」「外積の計算練習」「2つのベクトルに垂直な単位ベクトル」「外積の利用(空間内の三角形の面積の求め方)」「外積の利用(空間内の点と直線の距離の求め方)」を講義した。


宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。