2013年1月9日水曜日

1/8 数学Ⅰ~“式の展開” 年に数回しか出ない宿題~

今回は“式の展開”について講義した。
この単元での基本的な考え方は昨年 5/25 に学習済みである。それは、どんなに複雑そうに見えても、多項式の展開は分配法則を地道に行なっていけば必ずできるということであった。
今回はそのことをまず復習した上で、特によく出現するものは公式(乗法公式)にして憶えるということが主な目的である。乗法公式は文字式での九九に当たるものであり、ほとんど見た瞬間に反応出来るようになるまで練習しなければならない。でなければ、文字式での割り算(余りなし)に当たる因数分解が絶対にできるようにならないからである。九九ができない人が割り算が出来るようにならないということなら誰でも納得できると思うが、乗法公式と因数分解はこれと全く同じ関係にある。

普段は授業の復習以外の宿題は出さない方針だが、今回はそういう訳にはいかない。
乗法公式を習得するにはとにかく練習あるのみだからである。
これだけの実績を出しながら、年に数回しか宿題を出さない(そもそも授業の復習は宿題とは言えない)塾は、確実に当室しかないと思うが、その当室ですら、今回は宿題を出さない訳にはいかないと考えているのだから、必ずやってきてもらいたい。

宿題は今日の復習と計算問題集の182~194。