2013年8月4日日曜日

8/3 数学Ⅲ ~数学学習法~                   「その問題が何を理解するために作られている問題なのか」を意識せよ

今日は、“場合の数(数えあげの基本の利用)”について「組分け・分配」の代表的な3パターンと「平面の塗り分け」「立体図形の塗り分け」を講義した。

「組分け・分配」の際に、コンビネーション nCr を使うときの注意点は何ですか?
と聞かれたら即答できるだろうか?
このようなことが即答できて初めて、この問題を学習できたといえる。そうでないと、単に今やっている問題が解けるようになっただけで、よく似た違う問題だと出来ないということが起こってしまう。それどころか、数週間も経てば今できるようになった問題さえもまたできなくなってしまう。大切なのは、「その問題が何を理解するために作られている問題なのか」ということを意識して学習するということである。もちろん、入試問題にはいわゆる“落とすため”に作られた問題(数学の基礎学力を養うための問題ではないもの)もあるが、数学ⅢやⅣで学習する内容はそのようなものではなく、全ての問題に学習する意味があるので、それが何なのかを意識して学習してもらいたい。そのような学習をしていれば、どこかの塾のように大量の問題練習・大量の勉強時間を課せられなくても、難関大学に合格するのに十分な学力を身に付けられるのだから。

 宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。
復習テストには前回以前の問題も数題入れるので、常に以前の復習を怠らないようにすること。