2013年8月8日木曜日

8/7 数学Ⅲ~合同式 なぜこれが課程外なのか?~

夏期特別時間割の水曜日は、土曜日とは別のテーマで数学Ⅲの授業を実施している。
第3回目は“素数・素因数分解・ユークリッドの互除法・記数法”の続きとして「記数法」を講義した後、“合同式とその応用”について「合同式の定義」「合同式のイメージ」「合同式の基本性質」「合同式入門」を講義した。

合同式は高校数学でも30年近く前から課程外となっているが、こんな便利なものを教えないという文科省の気が知れない。それは中学生にとっても同じである。合同式を使うのと使わないのとでどれほど答案に差が出るかということを、某有名参考書の問題数問とその解答(合同式を使わないもの)と板書の解答(合同式を使ったもの)で比べてもらった。ここで注意ずべきことは、合同式を使おうと使わなかろうと解法の「本質」は同じであるということである。試験には時間との勝負という面も大きいのであるから、考え方が同じなのに記述法によって圧倒的な差がつくのなら、それは学ばない方が損をするということである。

宿題は今日の復習をしっかりとして、次回復習テストで合格点をとれるようにしてくること。
復習テストには前回以前の問題も数題入れるので、常に以前の復習を怠らないようにすること。