2014年2月28日金曜日

2/27 数学Ⅱ 学歴評価は然るべきことである理由

今回も数学Ⅱの総復習テスト(全て過去に授業で扱った問題から出題)を行い、採点しての返却、解説を行った。

当たり前の話だが、指導者が生徒の自宅にいない以上、「常に以前の学習(テキスト)の復習を怠らない」のは生徒個人の責任のもとにやってもらう以外にないのだから、いいかげん、生徒一人一人が自分のための学習であることを自覚していただきたい。塾で行える復習テストと言っても、すべての問題をチェックできるわけではない。しかし、試験場ではすべての問題の復習が完成している状態でいなければならない。逆に、それさえできれば超難関校にでも合格できるテキストを使用しているということは卒業生たちの実績を見れば明らかである。それでも復習をしないというのはどういうことなのだろうか? 必ず報われるということが分かっていても努力できないこの子達が、努力が報われないことの方が多い将来の生活で努力し続けられるのだろうか? 心配でならない。

将棋界の天才 羽生善治氏は「何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。」と語られたことがあるが、生徒たちは挑戦しさえすれば確実に報われることにすら挑戦しない。世間に学歴偏重を揶揄する声は昔からあるが、少なくとも高い学歴は挑戦したことの証である以上、何にも挑戦した証を持たない者よりも正当に評価されるのは然るべきことなのである。