2012年9月1日土曜日

プレジデントファミリー発売(8/18 )

以前お伝えしたプレジデントファミリー社の取材内容が掲載された号が8/18に発売された。
取材内容は「本当にお得な大学附属中学高等学校はどこか?」で、皆さんが考えないような視点で“お得”を提示できているかと思う。
詳しい内容についてはもう少し日をあけてからお伝えすることにするので、興味のある方は書店で手に取ってもらいたい。

正直言って、私の取材内容はどうでもいいのだが、この号は全体的に読む価値のある内容になっていると思うのでお勧めしたい。というのも、色々な観点から中学・高校のランキング付けをしているのだが、その際に使われた実績のデータが、これまでの合格実績から進学実績へと変更されている点が注目に値するからだ。前回プレジデントファミリー社から取材を受けた号では、「実績は合格実績ではなく進学実績でないと意味がない」という私の意見が掲載されている一方で、他のページで記載されていた実績はどれもこれも合格実績ばかりだったため、はっきり言って何もわかっちゃいないんだなぁ~と幻滅していた。しかし今回は、進学実績データをもとにしているものが多く、受験生や保護者も「水増し合格者数」に騙されることがなくなると思う。(合格実績での記載の場合、例えば1人が早稲田大学3学部に合格した場合には、3名合格として計算したりするため、本当の人数よりもかなり水増しされた人数が発表されていることになる。)

このように実績が進学実績で発表されるのが当たり前の世の中になっていくことを切に願っている。

中学・高校が自主的でないにせよ(各学校のホームページではまだまだ進学者数ではなく合格者数での発表が主流である)、進学者数を発表するようになった以上、次は塾・予備校もこれに倣うべきではあるまいか?! 水増し合格者数でないと、卒業生徒数(これも発表しないのだが…)に対してあまりに数字がショボくて発表できない大手塾さんたちは、絶対に賛同しないと思うが、「進学者数を発表できないということは何かやましいことがある」ということが受験生や保護者の間のコモンセンスになれば、少しは世の中変わるのではないかと思う。