2012年8月2日木曜日

8/1 大学受験数学Ⅰ~合同式~

夏期特別時間割の大学受験数学基礎Ⅰ第2回目は“整数”から「ユークリッドの互除法」「記数法」「合同式入門」「合同式の定義と基本性質の証明」「合同式の利用法」を講義した。
合同式に習熟するポイントは以下である。


にもかかわらず、合同式の定義を無視してイメージの方を持ち出して合同式の性質を証明している参考書の何と多いことか・・・
合同式の定義を用いればたったの1行で終わる証明に、何行もかけて証明を行うというのは全くの意味不明である。それに商を持ち出すのでは合同式のうま味がないではないか!?
参考書を書いているのはそれなりの大学や予備校・塾の先生達なのになぜこのようなことをするのか? 
それは合同式を考え出した数学者へのリスペクトが足りないからだろう。あなた方よりはるかに頭のいい数学者が考えに考え抜いて合同式の定義を決めたという事実を忘れてはならないはずだ!

生徒達にはこのようなダメなことを真似ないでもらいたい。


宿題は授業の復習をしっかりとしておくこと。