2012年8月9日木曜日

8/8 大学受験数学Ⅰ~入試数学攻略法と本テキストの役割~

夏期特別時間割の大学受験数学基礎Ⅰ第3回目は“整数”から「合同式の復習」「合同式の利用法」「ディリクリの引き出し論法」「Ax + By = C 型不定方程式の解法」「xy + Ax + By + C = 0 型不定方程式の解法」「Axy + Bx + Cy + D = 0 型不定方程式の解法」「大きさの評価の利用による不定方程式の解法」を講義した。これらをマスターすれば基本的な不定方程式で解けない問題はないはずである。



今日は夏期休暇前の授業ということもあり、大学受験数学基礎クラスで扱っている教材の趣旨と勉強法について説明した。





(注)再テストまで実施するのは中学生までです。高校生になって、そこまで他人に“やらされなければ”勉強しないというのなら、受験なんてしても意味がないということくらいは理解できるようになりましょう。

今年度からの数学Ⅰ・A改定に追いつけていない出版社が多いため、類題探しに適する問題集・参考書は限られてしまうので、参考までに例を挙げておく。

新課程版・チャート式解法と演習(通称黄色チャート)(数研出版)・・・テキストと同レベルまたは少し簡単な問題で試したい人向け

大学受験数学基礎クラスでは、通常の高校生用問題集・参考書に掲載されている内容であっても、当室の数学Ⅰ・Ⅱ(中学数学)で扱った内容(中学の教科書には載っていなくても、市販の中位レベルの中学生用問題集には通常掲載されているもの、つまり、高校入試には出題されているもの)については扱わないので、そのあたりの復習に上記の本を用いても良いであろう。
完全に忘れてしまっていて自分一人ではできそうにない人や、当室の数学Ⅰ・Ⅱに参加していなかったためよく分からないという人は、担当講師に相談して下さい。


宿題は授業の復習をしっかりとして、一日も早く、上記の意味でテキストおよび授業内容を“完璧”にすること。