2012年7月26日木曜日

7/25 大学受験数学Ⅱ                     ~“図形と方程式”難関高校受験生にも必要とされる内容~

夏期特別時間割の大学受験数学基礎Ⅱ第1回目は“図形と方程式”から「線分の分点の座標」「三角形の重心の座標」「2直線の平行・垂直条件(標準形)」「2直線の平行・垂直条件(一般形)」「平行な直線・垂直な直線の方程式」「文字を含む2直線の平行・垂直」「点と直線の距離」「座標平面上の三角形の面積」を講義した。

この分野は現在の文科省指導要領で高2ということになっているので、一応、復習も兼ねて大学受験数学基礎Ⅱ“図形と方程式”の第1回目としたが、文科省の指導要領の中でも最もダメなところだと思う。なぜならば、これらを使う問題は難関高校では普通に出題されている内容であり、難関高校を受験する高校生なら絶対に知っておきたい内容ばかりであるからだ。 そこで、今回は難関高校受験予定および難関私立中学在学中の中学3年生にも特別に参加してもらった。全ての事項に細かく証明を行ったが、中学生はこれらは納得してもらうだけでよく、発展公式として使えるようになってもらいたい。ただし、難関大学受験志望の高校生はいつでも自分でこれらの証明を再現できなければならない。かつては、教科書に出てくる基本公式の証明はできなくても使えればよいというのが、大学受験界での常識であったが、その常識は1999年以降覆っている。東京大学が理・文共通問題として、三角関数の加法定理を証明させる問題を出題したからである。



宿題は授業の復習をしっかりとしておくこと。