2012年4月27日金曜日

4/26 数学Ⅱ

今日は、前回の因数分解の復習テストをやった後、先週にひき続き、「図形に関する証明」を学習した。テキストでは p.97(新課程版p.99)にあたる。

前々回、幾何の証明の基礎の復習テストで合格者が0人だったため、幾何の授業は進まずに、前回はこれまでの幾何の証明の復習テストのみを行ったのだが、それでも合格者はたったの1人であった。これでは今回も授業を進めることができない。
まぁ~、毎年同じような感じなので驚きはしないが、このような生徒達を四苦八苦しながら指導して「合格実績 http://www.eisuken2002.jp/実績/ 」を出しているのに、多くの人達は最初っからできる生徒が集まっているだけだと思っているようで、そのような質問が多いのには閉口する。
ブランド好きで、「寄らば大樹の陰」が大好きな日本人が、こんな無名で小さな塾に、しかも最初からできる生徒ばかりが集まるはずなどないのは明らかだと思うのだが・・・

多くの生徒(保護者)は勉強というものを勘違いしている。
思考力という綺麗ごとの名のもとに、憶えなければならないことを憶えずに考えようとする(させる)人があまりにも多い。憶えることを憶えずに(意味のあることを)考えることができるなんて、生まれつきの天才だけである。そんな天才、過去の日本に何人いたというのだろうか・・・
少なくとも、自分がそうであると思う人はいないだろうし、もし思うのであれば、それこそ塾に来る必要などないはずである。
憶えることはしたくない(させたくない)けれど考えたい(考えさせたい)というのなら、勉強などせずに(させずに)パズルでもやっていれば(やらせていれば)いい。勉強がしたい(させたい)のなら、憶えなければならないことは憶えなくてはならない。
というわけで、授業の残り時間は復習テストの範囲だった幾何の証明の一部を清書させた。
今はまだ、自分だけで一から証明を考える段階にはない(ことは結果を見れば明らかである)。すでに書かれた証明(解答)を書き写しながら、その書き方の形式を憶え、証明の中身について考えをめぐらせるだけで十分である。


宿題は今日の授業の復習と、これまでに授業で扱った幾何の証明を書き写しながら、その書き方の形式を憶え、証明の中身について考えをめぐらせ、その証明を何も見ずにすべて再現できるようにしてくること。